微粒子材料の溶媒への分散性の制御は、材料科学分野において重要な技術です。その中の1アプローチとして、粒子表面を分子修飾し、溶媒への親和性を変化させる手法が挙げられます。分子による表面修飾の効果を溶解度パラメータによって定量的に分析し、材料設計指針にフィードバックすることができれば、研究開発の加速につながると考えられます。
こちらの文献において、α-アルミナや、表面修飾したシリカゲルの分散性をハンセン溶解度パラメータ(HSP)を用いて定量評価することで、材料設計方針を可視化する事例が報告されています。
上記の事例を参考に、SoluVisionを用いて、分子で修飾した2種類のシリカゲル表面を場合において、溶媒への親和性の変化を可視化してみたいと思います。この例に限らず、様々な材料同士の親和性の比較も可能です。